建設・住宅設備業界の展示会では、新しい工法や素材、設備機器などを一度にチェックできるため、建築会社や設計事務所など多岐にわたる来場者が集まります。大きな建材や機器を運び込むことが難しい場合、ビッグダミーを活用すると、製品の特長を強烈にアピールしつつ、実物を持ち込むリスクや負担を軽減できます。
本記事では、建設・住宅設備業界を意識したビッグダミーの活用方法と、効果的な展示会什器の選び方・配置テクニックを解説します。

【建設・住宅設備業界版】ビッグダミー活用術!展示会での什器の選び方と配置テクニック

1. ビッグダミーの魅力と導入のメリット

1-1. 大型設備や建材をわかりやすく紹介

住宅の外壁やキッチンユニットなど、本来は大がかりな設備をそのまま展示会に持ち込むのは難しい場合も多いです。ビッグダミーなら、重量や運搬の問題を抑えつつ、実物大やそれ以上のサイズ感で構造をアピールできます。

1-2. 断面構造の見せ方

建材や設備機器の「断面構造」は、プロにとっても興味深いポイントです。断面を拡大して見せるビッグダミーを作れば、「ここに断熱材が入っている」「耐震構造はこうなっている」などを簡単に理解してもらえます。

1-3. シミュレーション・プレゼンとの連動

モニターを使った完成イメージパースやVR内覧などが盛んな業界です。ビッグダミーと合わせて3DパースやVR体験を提供すれば、ブース内で疑似的な建設現場や住環境を再現しやすくなります。

2. 什器の選び方

2-1. 大きさに合わせた安定した台座

ビッグダミーがドアやサッシ、浴槽などの大型設備の場合、横倒しにならない安定した台座を選ぶことが第一です。ブースの床材やスペース制限を踏まえた上で、面積を広めに取った什器やキャスター付き台車など、動線を考慮した設計が必要です。

2-2. モックアップと実物のハイブリッド

キッチン設備やユニットバスなどは、部分的には本物を組み込み、見えない部分をビッグダミー化するといった方法もあります。これによって、実物とダミーを一体化し、よりリアルなイメージを提供しつつ搬入の負担を減らせます。什器は実物部分の重量に耐えられるように設計しましょう。

2-3. 断面展示用の特別什器

断面を見せるビッグダミーを作る場合は、透明アクリル板やフレームで囲む什器を使って、切り口がしっかりと見えるように固定すると効果的です。説明パネルを付けられるタイプの什器を選べば、構造の解説を同時に行いやすくなります。

3. ビッグダミーの配置テクニック

3-1. ワンポイントで存在感を出す

建築部材や住宅設備を拡大したビッグダミーは、そのままではかなり大きなスペースを取ることも。逆に言えば、一つ置くだけでも十分なアイキャッチとなります。ブースの中央か、人通りの多い正面に配置するのがベストでしょう。

3-2. 実演・解説のステージとの隣接

住宅設備の場合、担当者がマイクを使って機能やメリットを解説するデモンストレーションが行われることもあります。ビッグダミーを横に置いて「ここがポイントです」と指しながら説明すれば、来場者の理解が深まり、説得力を高められます。

3-3. 3DモデルやVRとの併用

実物大の設備や建材をビッグダミーで見せつつ、VRゴーグルやタブレットを使って完成後の空間をバーチャル体験できるようにすると、来場者の想像力を掻き立てられます。「実際に建てたらこんな感じになるんだ」と、ブースで疑似的な内覧を提供できる点が大きな魅力です。

4. 業界ならではの注意点

4-1. 実際のサイズ感との乖離

戸建て住宅やオフィス空間では、ビッグダミーが実物よりも大きく作られていると、かえって「想像しづらい」と感じられる恐れもあります。設置場所に合わせて、原寸サイズや主要部分だけ拡大など、バランスを取ったアプローチが望ましいです。

4-2. 損傷リスクと修繕

ビッグダミーが大きく硬い素材の場合、搬入出時にブースや会場の壁を傷つけたり、通行に支障をきたすリスクがあります。作り込みが強いと修繕費もかさむので、分割式で運搬しやすい仕様にしておくと安心です。

5. まとめ

建設・住宅設備業界では、大型かつ複雑な商品や工法を一度に理解してもらうのが難しいですが、ビッグダミーを使うことで視覚的にインパクトを与えられます。

  • 安定感と安全性を重視しつつ、大型のビッグダミーを運用
  • 断面構造や本物とのハイブリッド展示で、専門的なアピールポイントを伝える
  • VRやデモンストレーションと組み合わせて空間イメージを補足

こうした工夫を取り入れれば、来場者が「見て、体験して、納得できる」ブースに仕上げることができるはずです。

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