食品・飲料業界の展示会は、新商品のお披露目や既存商品の販路拡大を目的とした企業が集結し、来場者も多岐にわたります。数多くのブースの中で自社商品を際立たせるには、インパクトのある演出が欠かせません。そこで注目されているのが、「ビッグダミー」と呼ばれる巨大なディスプレイ模型。
通常サイズのパッケージを拡大し、来場者の目を一瞬で引きつけるビッグダミーは、特に食品・飲料のようにパッケージデザインで勝負する商品との相性が抜群です。本記事では、食品・飲料業界にフォーカスしながら、ビッグダミーを使った効果的な什器の選び方と配置テクニックをご紹介します。

【食品・飲料業界版】ビッグダミー活用術!展示会での什器の選び方と配置テクニック

1. ビッグダミーの魅力と導入のメリット

1-1. 遠くからでもパッケージが映える

食品・飲料の商品は“パッケージのデザイン”が購買意欲を左右する重要要素です。ビッグダミーを導入すれば、そのパッケージを遠目からでも認識しやすくなり、陳列棚に並んでいる普通サイズの商品群から一気に差別化を図ることができます。

1-2. テイスティングエリアへの導線作り

展示会では試飲・試食コーナーを設けるケースが多いですが、ビッグダミーを入り口付近に配置することで「ここで何か試せそうだ」と来場者の興味を引き、テイスティングエリアへ自然に導けます。

1-3. SNS映えで拡散

食品や飲料のパッケージはカラフルでキャッチーなものが多いため、ビッグダミー化すると写真映えもしやすいです。来場者がSNSに投稿してくれれば、展示会場の外にも商品やブランドの魅力が広がる可能性があります。

2. 什器の選び方

2-1. 強度・耐荷重を最優先

食品のパッケージを再現したビッグダミーは軽量素材でも、大型化するほど重量が増します。加えて、展示会場では人の流れが多く、ぶつかってしまうリスクも高いです。強度と耐荷重の高い什器を使い、しっかり固定することで安全面を確保しましょう。

2-2. テイスティング用カウンターとの組み合わせ

ビッグダミーをただ置くだけでなく、すぐ横にテイスティング用のカウンターや卓上ブースを設置することで、商品体験につなげる動線を作りやすくなります。ビッグダミーが「目印」として機能し、集客効果を高めてくれます。

2-3. 冷蔵ショーケースとの一体感

飲料や冷菓系の商品を扱う場合、近くに冷蔵・冷凍ショーケースを配置することもあるでしょう。ビッグダミーのデザインやカラーリングと調和する什器・パネルを使用すると、ブース全体に統一感が出て、見た目の印象が格段によくなります。

3. ビッグダミーの配置テクニック

3-1. ブース正面+テイスティングエリア誘導

食品・飲料の展示会では来場者が試飲・試食を求めてブースを巡回するケースが多いため、最も人通りの多い正面にビッグダミーを配置し、後ろやサイド側にテイスティングエリアをレイアウトするのがおすすめです。入口で一気に目を引き、「試飲できます!」というアピールを加えることで、来場者の足を止められます。

3-2. メニュー看板風のダミー

商品を大きく拡大するだけでなく、メニュー表をビッグダミー化するというアイデアもあります。たとえば、複数のフレーバーの飲料を提供しているなら、QRコードや価格情報などを盛り込んだメニュー看板を巨大化することで、どのような商品があるのかを一目で伝えられます。

3-3. ライトアップやカラフルな演出

食品・飲料の世界観を演出するために、スポットライトやカラーLEDを使うとさらに華やかになります。たとえば炭酸飲料なら、きらきらしたバブルをイメージした照明にするなど、商品コンセプトに合わせた照明演出を検討すると良いでしょう。

4. 業界ならではの注意点

4-1. 衛生管理

食品展示という性質上、試食エリアだけでなく、ブース全体の清潔感・衛生面に気を配りましょう。ビッグダミー自体は食品ではないものの、手垢やほこりなどで汚れてしまうと、食品扱いのブースとしてマイナス印象を与える可能性があります。

4-2. 試飲・試食の導線設計

人が集中しやすいエリアが明確に決まるため、ビッグダミーを通してブースに入った来場者がスムーズにテイスティングに移行し、満足して次のブースへ移動できるように導線を練りましょう。滞留時間が長すぎると周囲の混雑につながるので注意が必要です。

5. まとめ

食品・飲料業界の展示会は、視覚・嗅覚・味覚といった五感を刺激するプレゼンテーションが求められます。ビッグダミーは、その中でも最初の「視覚的インパクト」を最大化する心強いツールです。

  • 耐荷重の高い什器を選び、安全第一で運営
  • テイスティングエリアとの動線を意識
  • パッケージデザインの魅力を最大限活かす

こうしたポイントを踏まえてビッグダミーを導入すれば、多くの来場者の記憶に残り、商品やブランドを強く印象づけることができるでしょう。

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